ラボグロウンダイヤモンドの相場|1カラットの価格や天然との違いを解説

「ラボグロウンダイヤモンドって安いって聞くけど、実際の相場はいくら?」「1カラットでどのくらいの価格なの?」そんな疑問を持つ方に向けて、この記事ではラボグロウンダイヤモンドの相場をわかりやすく解説します。

天然ダイヤモンドとの価格差や今後の相場動向まで解説します。高品質な婚約・結婚指輪を納得できる価格で選びたい方にとって判断のヒントが得られる内容になっています。

ラボグロウンダイヤモンドとは?

ラボグロウンダイヤモンドは、ここ数年で注目が高まっている新しいダイヤモンドの選択肢です。「ラボグロウンダイヤモンドは人工ダイヤモンド」と聞くと偽物のようなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、実はその構造や輝きは天然とほとんど変わりません。

ここでは、ラボグロウンダイヤモンドがどのように作られているのか、そしてなぜ“本物のダイヤモンド”として正式に認められているのかを解説します。


ラボグロウンダイヤモンドの製造方法と構造の特徴

ラボグロウンダイヤモンドは、天然のダイヤモンドと同じ「炭素」から作られる、人工的に育てられたダイヤモンドです。生成方法には主に2種類あり、HPHT(高温高圧法)とCVD(化学気相成長法)という技術が使われています。

HPHTは、天然ダイヤモンドが形成される地中深くの環境を再現し、高温・高圧の条件下で結晶を育てる方法です。一方CVDは、炭素を含むガスを真空状態で分解し、種結晶の上にダイヤモンドを少しずつ成長させる方法で、より安定的に透明度の高い石を作ることができます。

いずれの方法で作られたラボグロウンも、化学構造・光の屈折・硬度などは天然ダイヤモンドと同じであり、見た目だけで違いを判別することは専門家でも困難です。外見の美しさはもちろん、カットやカラー、クラリティといった評価基準においても、天然と同様にグレーディングされます。


ラボグロウンが本物のダイヤと認められている理由

ラボグロウンダイヤモンドは、国際的な鑑定機関であるGIA(米国宝石学会)やIGI(国際宝石学研究所)によって、本物のダイヤモンドとして正式に認定されています。これは、物理的・化学的な性質が天然ダイヤモンドと同一であることが科学的に証明されているためです。

「本物」として扱われる大きな理由は、構成されている元素や結晶構造が天然とまったく同じである点にあります。天然かラボグロウンかの違いは、“どこでどう作られたか”という生まれの違いだけにすぎません。

ラボグロウンは、品質・美しさ・耐久性のすべてにおいて天然と同等の価値を持つ、現代の新しいスタンダードと言える存在です。

 

天然ダイヤとの違いからわかるラボグロウンダイヤモンドの魅力

ここでは、輝きや透明度、希少性と価格の関係、そしてエシカルな観点や社会的な印象の違いに触れながら、ラボグロウンダイヤモンドならではの魅力をわかりやすく解説します。

輝きや透明度に違いはあるのか

ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと同じ炭素構造を持っており、専門家が見ても区別がつかないほどの輝きと透明度を備えています。4C(カラット・カラー・クラリティ・カット)においても同等の評価基準が適用され、ジュエリーとしての美しさに一切の妥協はありません。

エシカルな選択として注目されるラボグロウン

ラボグロウンダイヤモンドは、環境保護や人道的な配慮の観点から「エシカル(倫理的)な選択」として注目されています。採掘による環境破壊や児童労働のリスクがなく、クリーンなルートで生産されるため、サステナブルな価値観を持つ若い世代を中心に支持が広がっています。

人からどう見られる?天然との印象の違い

現在では、多くのセレブやインフルエンサーが支持を表明し、SNSでも多くのインフルエンサーがラボグロウンのジュエリーを紹介するなど、その認知と人気は急速に高まっています。アメリカではすでにブライダル市場の約半数がラボグロウンに移行しており、欧米全体でもシェアは年々拡大中です。


ラボグロウンダイヤモンドの相場

ラボグロウンダイヤモンドの購入を検討している方にとって、「実際いくらくらいするのか?」という相場は気になるでしょう。特に1カラットの価格帯や天然ダイヤモンドと比べたときの違いは、選択の判断材料になるはずです。

ここでは、ラボグロウンダイヤモンドの現在の市場価格を具体的にご紹介するとともに、天然との価格差の背景や今後の相場の動きについてもわかりやすく解説します。


ラボグロウンの1カラットはいくらで買える?

ラボグロウンダイヤモンドの価格は、天然ダイヤモンドと比べて30〜50%ほど安価なのが一般的です。例えば、1カラットのラボグロウンダイヤモンドは品質やカットグレードにもよりますが、15万円〜30万円程度で購入できます。

同じ1カラットでも、カラーやクラリティのランクが上がると価格も上昇しますが、それでも天然ダイヤモンドと比べると手の届きやすい価格帯です。

 

天然ダイヤモンドと比較した場合の価格差

天然ダイヤモンドの1カラットは同等の品質であれば30万円〜80万円以上になることが一般的です。これは採掘にかかるコストや流通の過程、そして希少性が価格に大きく影響しているためです。

一方、ラボグロウンは人工的に生産されるため安定した供給が可能であり、その分価格を抑えることができます。品質に大きな差がないにもかかわらず、半額近い価格差が生まれるという点は、コスト重視で検討する方にとって大きな魅力となります。

また、ラボグロウンは同じ予算でもより高グレードなダイヤを選びやすいため、「見た目重視」「コスパ重視」どちらのニーズにも応えられる存在です。


ラボグロウンの今後の相場変動予測

ラボグロウンダイヤモンドは、近年需要が急増している一方で製造技術の進歩による供給拡大も進んでいます。このため、今後しばらくは緩やかな価格下落が続く可能性があると見られています。

ただし、品質の高いものやブランド力のある商品については一定の価格帯を維持する傾向があり、すべてのラボグロウンダイヤモンドが一律に安くなるとは限りません。特に婚約指輪などの記念ジュエリーでは、デザイン性や販売店の信頼性も価格に影響します。

将来的には、需要と供給のバランスが整って価格が落ち着くと見込まれています。だからこそ、今は品質と価格のバランスが取りやすい購入に適したタイミングといえるでしょう。


天然ダイヤとの価格差が生まれる理由

天然ダイヤモンドと比べてラボグロウンダイヤモンドの価格が大きく異なるのはなぜなのでしょうか。その理由を正しく知ることは、賢いジュエリー選びに欠かせません。

ここでは、その背景にある「原材料と製造プロセス」「市場における流通量と需要」「ブランドが持つ価値」という3つの観点から、価格差が生まれる理由をわかりやすく解説します。


原材料と製造プロセスの違い

天然ダイヤモンドは、地中深くで数億年かけて自然に形成された鉱物です。採掘には多くの人手と重機、さらに探鉱から精製に至るまでの長い工程が必要となり、その分コストが高くなります。加えて、採掘には環境への負荷もかかるため、サステナブルな視点からも課題があります(※)。

一方、ラボグロウンダイヤモンドは、人工的に高温高圧の環境を再現したラボ(研究施設)で数週間〜数か月のうちに生成されます。原材料は炭素であり、コントロールされた環境下で効率よく生産できるため、人件費や輸送コストも抑えられます。その結果、製造コストが天然よりも圧倒的に低く、価格に反映されています。

※参照:特定非営利活動法人ダイヤモンド・フォー・ピース「環境破壊


市場の流通量と需要の影響

天然ダイヤモンドは採掘量に限りがあるうえ、採掘業者から流通業者、小売店へと多くの仲介を経て流通するため、価格が上乗せされやすくなっています。需要に対して供給が限られるため、価格が高止まりしやすいのです。

対してラボグロウンダイヤモンドは、比較的新しい市場でありながらも生産量が安定して増加中です。需要も伸びていますが、供給が追いついているため価格は一定水準に抑えられています。特に1カラット以上の大粒ダイヤでは、ラボグロウンダイヤモンドの方が「より大きく、より高品質なものを安く手に入れやすい」というメリットがあります。


モガミジュエリーが教えるラボグロウンダイヤモンドの選び方

ラボグロウンダイヤモンドに魅力を感じながらも、「どれを選べばいいのかわからない」と迷っている方は少なくありません。価格が魅力でも、見た目だけで決めてしまうのは後悔のもとです。信頼できる販売店で正しい知識と納得感を持って選ぶことが、満足のいく婚約指輪につながります。

ここでは、Mogami Jewelryが推奨する選び方のポイントを紹介し、あなたにぴったりの一石と出会うヒントをお届けします。


価格だけで選ばないためのチェックポイント

ラボグロウンダイヤモンドの1カラットでも、カット・カラー・クラリティ・カラットといった“4C”のバランスや鑑定書の有無などにより、見た目や価値に大きな差が生じます。

さらに、ダイヤの育成方法(CVD法・HPHT法)や研磨の精度によっても輝きが変わるため、詳細な情報が提示された信頼性のある商品を選ぶことが重要です。


購入前にチェックしたい5つのポイント

 4C(カット・カラー・クラリティ・カラット)のバランスが明記されているか

☐ 信頼できる第三者機関の鑑定書がついているか(例:IGI、GIAなど)

☐ ダイヤモンドの育成方法が開示されているか

☐ 研磨やセッティングの品質が丁寧か

☐ アフターサポートや返品保証が明記されているか

価格に惑わされず、見た目の美しさと長く身に着けられる安心感を両立させるために、上記の点を意識しながら選んでみてください。


信頼できる販売店の見極め方

信頼できる販売店を選ぶポイントは、「品質保証」と「専門知識の豊富さ」です。第三者機関による鑑定書が付属しているか、アフターサービスが充実しているかを確認しましょう。

また、ラボグロウンダイヤモンドに関する専門知識をしっかり持っており、ユーザーの疑問に丁寧に答えてくれるかどうかも重要な判断材料です。Mogami Jewelryでは、専門スタッフによる丁寧なサポートと高い品質基準をもとに、安心して購入できる環境が整えていますのでぜひご覧ください。

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まとめ

ラボグロウンダイヤモンドは、価格や品質、そして価値観の面でも多くの人にとって新しい選択肢となりつつあります。従来の常識にとらわれず、自分たちらしいジュエリーを選びたいという想いに応える存在です。

一方で市場価格や流通、販売店による違いなど、選ぶ際には注意すべきポイントもあります。信頼できる情報とサポートを得ることで、不安なく自分たちらしいジュエリー選びができるはずです。

Mogami Jewelryのダイヤモンドは、最高級グレード(DEFカラー・VS1以上)を厳選し、高品質な素材(K18・K10・プラチナ)のみを使用したファインジュエリーです。受注生産による持続可能なスタイルも魅力で、長く愛せる一点ものを大切にしています。

自分たちの価値観に寄り添ったジュエリーを見つけたい方は、ぜひ一度オンラインショップをご覧ください。あなただけのストーリーを込めた一粒を、未来への第一歩として見つけてみませんか。

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